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ビンテージワイヤーの秘密その2

前回はビンテージワイヤーの中に音質の良い物が複数あり、その秘密を探ろうということでした。


今回は材料の分析結果などを参考にしながら、話を進めて生きたいと思います。
音の良いビンテージワイヤーを集め、不純物及び純度などを定量分析した結果、面白い事が判明しました。
純度的には予想通り98.5%~99.5%あたりで、現在の規格でいうと2N程度の物がほとんどでした。
不純物は銀、錫、鉛等多くの金属元素が多数検出されました。あまり音の良くないビンテージワイヤーと比べても金属不純物に大きな違いはみられませんでした。
ただ一点違いが有るのは、音の良いビンテージワイヤーではカドミウムが検出されました。
金属の溶解、圧延線引きをしていた方にはピンとくるでしょうが、銅材をワイヤーのような細い線にする時に溶解時点でカドミウムを少量使用すると、溶解時のフクレや線引き時の切断等が減りまた出来上がった線の表面も非常にきれいに出来上がる性質があります。
私達の本業の貴金属加工でもカド差しという言葉で、以前は一般的に使用されておりました。しかしながら皆さんもご存知の通りカドミウムは大変な毒性が有り、現在では使用禁止物質になっています。銅山及び銀山、精錬所の下流でカドミによる公害がおきたのは皆さんも良くご存知だと思います。
以前オーグラインを開発する過程で純銀にカド差しをして線を少量引いてみたことが有るのですが、仕上がり、音質共に素晴らしいものでした。あくまでも私の推論なのですが、カドミを実験用でなく生産品に使用できた時代の物で不純物に銀などが含まれる産地で産出された材料で作られたワイヤーが今現在音の良いビンテージワイヤーと言われていると推論いたします。


あくまでも私の推論ですし、カドミウムを使用した物でも製品内における残留濃度は極僅かであり手で触ったりハンダ付けなどをしても直接害があるとは思えませんが、生産規模で使用するには大量に使われるわけで現在では使用を禁止されています。


でも実験で作ったカド差し銀線は素晴らしい音がしました。さしづめ禁断の音でしょうか。

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選べない線材

全国の皆さんこんにちは、西部電機考古学研究所助手のあらんです。現在私の春日無線変圧器19AQ5単管ステレオヘッドフォンアンプ 青色26号改は調整中であります。変わりに過去にデジタル録音した幾つかの思い出の迷曲

元素が気になったぞ

鉛との合金がはんだ(最近は鉛フリーはんだ|鉛フリーのはんだもある)、 銅との合金が青銅である。β スズを鋼板に被覆したものが、ブリキである。熱線カットガラスは近赤外線を遮断するガラスで、インジウムとスズの酸化物。乗用車のフロントガラスなどに用いられる。また
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