NFB-8総評

NFB-8の改造も終わりエージングも進んできたので、私なりの総評をしてみます。
まず問題点
1.安全回路が入っていないので、危険な時が有る。
2.ケースを留めてあるネジがすぐに駄目になってしまったり、傷が付いていたり、合わせ目がずれていたりと工作精度が低過ぎる。
3.個体による差が有りそう。
4.各部品のハンダ付けの完成度が低い。
5.デジタル入力の安定性が低い。
6.レンジが狭く、特に高域のロールオフが激しい。
7.音にスピード感が無く、有る意味アナログ的な音がする。
8.大き過ぎ。特に前後が大きく、通常のラックの中段に入れるのは難しい。

これはと思う点
1.圧倒的な物量投入型で、その割には価格が安い。
2.電源回路が充実しており、潜在能力の高さを感じる。
3.ケースにゆとりが有るため、分解・組み立てがし易い。
4.表面実装部品が無く、部品の交換が容易に行える。
5.改造次第では相当レベルの高い機械に生まれ変わる。

以上個人的な判断ですが、購入を考えらている方の参考になればと思います。
最初から自作するのは大変ですが、部品交換でこの音が出るなら有る意味簡単だと思います。
オリジナルの状態で、有る程度のレベルまで達している方を満足させる事は、まず無理だと思います。
したがいまして私の判断は前回記載した通り、未完の大器とさせていただきます。

実は本体と一緒にディスクリートオペアンプや電源基板なども購入してみたのですが、これらもオリジナルのままで使用するには完成度が低過ぎると思います。
しかし価格はびっくりするほど安く、自作用の部品の一環と考えれば満足するのではないでしょうか。
そして現在上記部品を使用し、PCM1704Kを8個使用したDACを自作しています。
当初電源まわりは3端子で済まそうと思っていたのですが、ディスクリート電源基板を使用し作る事にしました。
だって安いんだもん
借り組みの状態では192まで問題無く動作しています。
完成したのちにNFB-8改との音比べが楽しみです。

NFB-8改の音が聴きたい方がいらっしゃいましたら、お気軽に当社に遊びに来て下さい。

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NFB-8改造終了

007-s.jpg
いきなりですがNFB-8改造終了してしまいました。
何回かに分けて掲載する予定でしたが、連休中に部品が揃ってしまったので一気に完成させてしまいました。
写真に写っているのは、高精度クロックで有名なDEXAニュートロンスターDクロックです。
まるであつらえたかのようにデジタル回路の側壁にぴったり入ります。
このクロック2個でNFB-8が買えてしまうのですから高価な部品です。
大型・中型・小型の電解コンデンサーをニチコン・KG・KZ・ファインゴールドに交換し、整流用のダイオードを日本インター製31DQ-10に交換、なんとダイオードは24個必要でした。
その他にアナログ回路の重要な部分の抵抗をディールからより高性能のPRPやホルコに交換しました。
モジュール内の抵抗もすべて交換、この機械に関しては重要な抵抗はディールを使っているのですが、ディールは抜けが悪く私の嫌いな部品の一つです。
まだエージング中ですが、まるっきり違う音がします。
レンジは信じられないほど広く、SN比解像度は「無音」という意味が解ります。
前後関係も素晴らしく、誇張されていない自然な広がりには驚きました。
クロックのエージングに100時間以上はかかるらしいので、今後が楽しみです。
それともう一つ大切な事が、hiFaceEvoを通し192を再生してみたのですが、ごく僅かにノイズが乗りますが再生可能です。
グランドの取り方でノイズが変わりますので、解決できるかもしれません。
元々物量投入の機械ですので、洗練度を上げるとびっくりするくらい良くなります。
エージングが終了するのが待ち遠しいです。

NFB-8 改造着手

NFB-8の説明文をもう一度よく読んでみると、アナログ出力回路の初段はFETを使用したオペアンプを使用しているはずですが、どこにも見当たりません。
よく探してみるとアナログモジュールがネジで簡単にはずせるようになっています。
2本のネジをはずし、モジュールをどかしてみたところ、有りました。
モジュールの真下にデュアルのオペアンプBBOPA2134PAが隠れていました。
なぜか、ソケットに止めてあり交換してくれと言わんばかりです。
最初バイポーラ型のLME49720をさしてみたのですが、力強さが無くなってしまい合いませんでした。
FET入力のオペアンプとくれば日本無線ミューズ01です。
少し高価なのですが投入したところ全体的なレベルアップになりました。
ネジ2本をはずし、ソケットからオペアンプを交換するだけなので改造にも当たらないと思いますが、効果はかなり有ります。
次回は電源まわりの大規模な改良をする予定です。

USB DAC

002-s.jpg
PCオーディオの重要な役割の機器にUSB入力の有るDACの選定が有ります。
評価が高く操作性も良いノーススターUSB DAC32を購入し、いろいろ実験していたのですが、浮気心が芽生えもう一台試してみたくなりました。
そこで購入したのが写真の上段に写っているAudioGDという中国の新しいメーカーのDACです。
機種はNFB-8、ホームページを見るとこれでもかという物流投入、オペアンプや3端子レギュレーターを使用しないフルディスクリートが売りのDACです。
購入価格は送料込みで12万円程度。
この価格が安いか高いかわからないのですが、もし日本で同じ物を作ろうとしたら、ケースと放熱器・トランス・スイッチ類だけで10万円くらいはしてしまうでしょうから、ある意味価格破壊だと思います。
使用している部品も電源用の電解コンデンサーを除けば、定評の有るものばかりです。
当初1カ月程度で納品するとの事でしたが、実際には1ヶ月半程度かかりました。
途中で一度催促のメールを入れたところ、メニーオーダー&ショートハンドで納期が遅れるとの連絡が有りました。
つまり忙しくて手が足りないとの事らしいです。
半月ほど納期が遅れましたが、トラブルもなく無事到着。
音出しも問題なく終わり、フューズでも取り換えようかと探してみたのですが、どこにも見当たりません。
メーカーに問い合わせてみたところ「フューズはトランスに内蔵されている」
それならばと上蓋を開け調べてみたところ、フューズらしきものは見当たりません!!
後日完全分解をしたのですが、この機械フューズもブレーカーも入っていません!!!!
すでに国内で使用されている方も居るようですが、何らかの安全装置を入れる事をお勧めします。
私はブレーカーを入れました。
しょっぱな驚かされましたが、実験用の素材としては大変面白く未完の大器と言ったところでしょうか。
もうひとつ説明では192kHz24bit対応との事だったのですが、192は96にダウンレートして出力しています。
元々DDに使用されている素子がTE7022ですので192は不可能です。
メーカーにメールしたところ「ちゃんと音は出ているだろう」と一笑されました。
DD にHiface Evoを繋いでみたのですが 192はノイズが入り再生不能です。
元々使用されているクロックが1つなのは写真を見てわかっていたのですが、どうやって1つのクロックで44.1~192まで対応しているか興味は有ったのです。
てなことが重なり音質評価が後回しになりましたが、私の判断では価格相応だと思います。
狭目のレンジで中域が厚く、スピードが無いのでPCオーディオらしからぬ音がします。
解像度や分解能も決して高くなく、ある意味バランスが取れています。
元々興味本位で購入した機械なので完全分解・部品交換決定です。
さてさてどのように変化していくでしょうか?
乞うご期待!!

PCオーディオ(番外編)

PCフェルト-s
当社のように1日10時間以上もいろいろな実験をしながら鳴らし続けていると、時々不思議な現象が起きる事が有ります。
今回は3時間おきくらいにかなりのノイズ音が2秒ほどして元に戻る、というおかしな現象でした。
ノイズが出る前には明らかにSN比が悪くなり、まるで貯めていた何かが放出されるようなイメージのノイズです。
そこでピンときたのは 静電気
以前帯電している状態でPCを触ると一瞬プチというノイズが出たのを思い出し、放電フェルトシート(サンダーロンフェルト)を上記の写真のように置いてみました。
驚いた事にそれ以降一切ノイズは発生せず、SN比も良くなったと思います。
当社のPCは回転体の無いSSDメモリーですが、HDDメモリーでは摩擦が発生しているためより多くの改善効果が得られると思います。
PCは帯電するとグランドがとれているオーディオ機器に放電する可能性がかなり有り、当社の環境においては帯電対策をするとSN比の向上と異常音の発生防止に大きな成果が有りました。
すべてのPCオーディオにあてはまるかはわかりませんが、ノートパソコンをお使いの方は是非試してみて下さい。
サンダーロンフェルトは24cm×24cmで2000円以下で手に入ると思いますので、コストパフォーマンスは高いと思います。

注意:サンダーロンフェルトは通電性が有りますので、気をつけて下さい。
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